吉野川ラフティング　ラフティングマップ　川地図

吉野川とは？

四国を中央から東にかけて縦横無尽に流れている吉野川。日本三大暴れ川に指定されており、日本を代表する激しい川のひとつで災害をも想像させられますが、吉野川は四国に住む人々にとってはなくてはならない川です。源流は高知県の石鎚山系の山から湧き出ており、徳島県を横断し鳴門市を河口とし海に流れ出て行きます。吉野川の延長は194kmと第一級河川にも指定されている大きな川です。途中には水不足に悩む香川県への幹線水路に繋がっており、人々の生活と切り離すことの出来ない川です。

大歩危コースの魅力

大歩危コースとは日本一と呼ばれる爆流吉野川の中で、小歩危コースよりさらに上流側の激流ポイントを集約したコースになります。コースの延長は約3.5kmと長過ぎず短か過ぎず、ラフティングと観光のどちらも1日で楽しみたいお客様に体力的にちょうど良い長さです。名前のついた激流ポイントは4箇所点在しており、ひとつひとつの激流は特色が違い難易度も高いため飽きなく楽しむことができます。四国はもともと台風が通過する頻度がかなり多く、水害への対策がしっかりしている土地です。川が流れているかなり上部に道路が建設されているため、道路から見える景色は全体的に高度感があり観光名所でなくとも開放的な景色を味わうことができます。逆に言えばラフティング中は人工物が見えることが少ないため、より大自然の空気を体感することができます。また急激な増水が多い渓谷であり、奇岩や断崖絶壁を数多く見ることができ、激流以外の魅力もたくさんあるコースになります。

激流ポイント紹介

豊永の瀬（上段）

大歩危コース第一の激流ポイント。このあたりの地名が豊永ということからついた名前になります。スタートして漕ぎ方の練習が終わったらすぐにこの激流が皆さんを待っていることから「いきなりの瀬」とも呼ばれています。吉野川にはたくさんの瀬がありますが、名前が付いている激流ポイントはあっと驚くような激流ばかりです。流れの最後が岩にぶつかっておりそれを避けていかなければならないですが、大体のお客様は漕げずに驚いているだけです。しっかり練習して激流に臨みましょう。

豊永の瀬（下段）

大歩危コース第二の激流ポイント。この激流ポイントも地名によりついた名前になり、上段の瀬のすぐあとに訪れます。大歩危コースの中で距離が1番長い激流ポイントです。またスタンディングウェーブ（川幅が狭くなり流れが両サイドから押し込まれると立つ高い波）が連続して立っているのも特徴です。ボートが上下に行ったり来たりするため、遊園地のアトラクション並みのスリルが味わえます。最後には大きな落ち込みがあり避けることができないため、ひっくり返る可能性も十分にあるテクニカルな激流ポイントです。また鮎が釣れるポイントとして有名な場所でもあり、友釣りという手法を使って釣りをしている人が多く見られます。人が潜って行う釣りの手法のため、突然川の中に人が現れることもたまにあります。

三段の瀬

大歩危コース第三の激流ポイント。大きな波が3発あることから付いた名前になります。大歩危コースの全激流ポイントの中で最強の威力を誇り、増水時には全員が一度水の中に沈むほどの水量が襲い掛かってきます。最初の波がボートの勢いを止めてしまうほどの大波であることから「Ｖストッパー」と呼ばれ、推進力がないボートは乗り越えられず転覆してしまうこともあります。この激流がきたら皆さんのフルパワーを出して無事に乗り越えてください。また水量が少ないときは岩がごろごろ出ており、テクニカルなコースに変身します。岩にぶつかって後ろを見たら友達がいなかったなんてこともあるかもしれません。

岩原の瀬

大歩危コース第四の激流ポイント。このあたりの地名が岩原というところから付いた名前になります。大歩危コース最後の激流ポイントにして転覆率No,1。スタッフの間では「ハラハラ岩原」と呼ばれています。なぜならこの激流ポイントにはスイートスポットと呼ばれる場所があります。そこに吸い込まれてしまうと高確率で引っくり返ってしまい、激流のすぐあとにあるゴールポイントに辿り着けなくなる可能性があります。ゴールまで気を抜かずに全力を出しましょう。